【レザーのお手入れ】革の乾燥の見分け方と対処法
革製品の優れた耐久性と高級感ある雰囲気を保ち続けるためには、適切なケアが必要です。しかし、適切なケアの頻度や革が乾燥していることに気付かず、ひび割れを引き起こしてしまったこともあるのではないでしょうか。
そこで、「革製品の乾燥の見分け方と対処法」について解説していきます。革が乾燥していることを見抜ければ、革のひび割れや色褪せを未然に防げるようになります。革製品を長く愛用していきたい方は最後までご覧ください。
革の乾燥の見分け方
革が乾燥を引き起こしているサインはいくつかあります。具体的な症状とその見分け方について解説をしていきます。
革の色褪せ
革は天然の素材であり、時間と共にその色合いが変化することは自然な現象です。しかし、革が乾燥しているとこの変化は加速し、色が褪せたりムラになったりします。
特に直射日光や温度の変化により、革の色の褪せは顕著になることがあります。乾燥による色の変化は、高価な革製品であっても製品そのものの価値を下げる要因になります。
色褪せの見分け方として、他の部分と比較して色が明らかに異なる領域を確認してみましょう。革の色が褪せたり、不均一であったりする場合、乾燥のサインです。
革が硬くなる
革が乾燥するとしなやかさを失い、硬くなり、身体との馴染みも悪くなります。これは、革の繊維が乾燥し、密集することで引き起こされます。
乾燥した革は手触りが悪く、使い心地も劣り、耐久性にも影響します。特に革製のバッグ、シューズなどは、乾燥により硬くなると見た目だけでなく、使いにくさにつながります。
革が硬くなっている見分け方として、革を軽く折り、折り目がすぐに消えるかどうかを確認してみてください。折り目が残っている場合、乾燥している可能性があります。
革のひび割れ
最もわかりやすい乾燥の症状として、革に現れる小さなひび割れです。乾燥は革の弾力性を低下させ、ひび割れを引き起こしやすくします。
ひび割れは、見た目の美しさを損なうだけでなく、革製品全体へのさらなるダメージの原因となります。ひび割れが進行すると、革製品は修理が難しくなり、最終的には使えなくなってしまうことも。ひび割れは、乾燥の中でも引き起こしたくない症状の一つです。
革のひび割れの見分け方は、革表面に小さな亀裂があるかどうか確認しましょう。
乾燥した革のお手入れ方法
定期的に適切なお手入れをすることで、ひび割れや色褪せを防げます。簡単にお手入れできる方法を解説します。
ブラッシングで汚れを落とす
革製品は定期的にブラッシングすることで、汚れや埃、余分な油を取り除いて乾燥を防ぎましょう。
革製品の使用頻度にもよりますが、できるだけ使用した後はブラッシングして外で付着した汚れを落として保管しましょう。
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クリームで保湿
革は人間の肌と同じで、保湿クリームを塗りこむことで潤いとしなやかさを保つことができます。
保湿クリームを塗りこむ前に、革用のクレンジングを用いて古くなった油分を取り除きましょう。取り除くことで清潔で必要な油分が浸透しやすくなり、乾燥を防いでくれます。
保湿クリームを塗りこむ頻度としては、乾燥を感じた時や月に1回程度が目安になります。
防水スプレーで水染み対策
革製品は水に弱いアイテムが多く、シミを作ってしまう要因を減らすために防水スプレーで対策をしましょう。
防水スプレーを活用する頻度として、新しい革製品を購入した際や雨が降りやすい時期の前に使用するのがおすすめです。
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まとめ
「革製品の乾燥の見分け方と対処法」について解説していきました。
革製品を定期的にケアすることで、小さな乾燥のサインに気付くことができます。愛用している革製品を長く使い続けるためにも、定期的なメンテナンスをしてあげましょう。