【トラブル別】レザーアイテムのお手入れ方法
レザーアイテムは最適なタイミングでケアをしていくことで、エイジングをさせていきながら長く愛用できるアイテムです。しかし、長く愛用していると雨に濡れてしまったり、ぶつけてキズを付けてしまうなど仕方がないもの。そんなときは最適な方法で素早くケアをすることが重要です。
そこで本記事では、「トラブル別に最適なレザーアイテムのお手入れ方法」について解説をしていきます。もしトラブルが発生してもお手入れ方法を理解していることで、焦らず対処ができるようになります。これからレザーアイテムを長く愛用していきたい方は最後までご覧ください。
レザーアイテムのトラブル別お手入れ方法
トラブル別によって対処は異なります。よくあるレザーアイテムのトラブルを例にケア方法を解説します。
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レザーの水濡れ
水濡れはレザーのシミの原因の1つです。シミを作らないように対処法を理解しておきましょう。
- 財布や鞄が濡れたら、すぐに柔らかい布で水分を優しく拭き取ります。水分を強くこするとレザーにダメージを与える可能性があるため、優しく拭き取ることが重要です。
- 濡れたアイテムの形を整え、直射日光を避けた風通しの良い場所で自然乾燥させます。ドライヤーやヒーターの近くでの急速な乾燥はレザーを傷める原因となるため、自然乾燥を心がけましょう。
- 乾燥後、レザーコンディショナーを使用して適度に保湿します。
水濡れは早期対応が重要です。柔らかい布やレザーコンディショナーを常備しておき、いざという時にすぐ対応できるようにしましょう。
レザーの食べ物汚れ
食べ物や飲み物が気付かないうちに汚れとなって現れてきます。定期的なケアが重要です。
- 柔らかいブラシまたは布で汚れをやさしく落とす。汚れを強くこするとレザーが傷む可能性があるため注意しましょう。
- 専用のレザークリーナーで拭き取る。クリーナーはレザーに優しいものを選び、目立たない部分で試してから使うようにしましょう。
- 定期的なクリーニングを習慣化し、専用クリーナーを準備しておく。
汚れを見つけたらすぐに対処できるように、常にレザー用のお手入れ用品を用意しておきましょう。
レザーの乾燥・ひび割れ
乾燥・ひび割れは定期的なケアで防ぐことができます。ケアと保管方法を押さえておきましょう。
- レザーコンディショナーや保湿クリームで定期的に保湿する。過度の保湿はカビの原因になるので、保湿クリームを塗った後は余分な油分を拭き取り、適量になるよう調整しましょう。
- 直射日光や高温多湿を避ける。乾燥や高温多湿はカビやひび割れを発生させやすい環境です。
- 使用しない時は通気の良い日陰で保管する。
ひび割れを発生させないために、季節の変わり目にレザーの状態をチェックし、必要に応じて保湿ケアを実施するようにしましょう。
レザーの色褪せ
外出先で長時間の使用や太陽光で色が抜けてしまう現象です。もともとの色に近い補色を実施して対策をします。
- 専用の補色クリームで色を補正する。
- 定期的にコンディショナーと補色クリームを使い、色の保護を行う。
- 連日使用を避けて、他のアイテムとローテーションして使用する。
色の補色は専門的な技術を要することがあるため、自信がない場合は革修理の専門店にお願いしましょう。色褪せは手遅れにさせないために定期的なケアとチェックが重要です。
レザーのキズ
鍵などの硬いものと擦れたり引っかかることで傷が付いてしまう現象です。通常通りのケアが家庭でできる対策になります。
- 浅い傷にはブラッシングをしてレザー表面を整える
- 傷以外の部分がムラにならないように、補色クリームを塗りこむ
- 深いキズはプロの修理を検討する。
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まとめ
「トラブル別に最適なレザーアイテムのお手入れ方法」について解説をしていきました。レザーアイテムのトラブル対策の基本はブラッシングと補色・保湿クリームの活用になります。普段からケアを実施しておくことで、革の状態を理解することができるでしょう。
長く愛用して自分だけのエイジングを楽しむためにも、定期的なお手入れをしてみてください。