イタリアンレザーの特徴|革のトリビア

イタリアンレザーの特徴|革のトリビア

 

イタリアンレザーとは?

 

イタリアンレザーとは、イタリアでなめし加工を施された革のことです。
イタリア・トスカーナ地方のフィレンツェでは、古くから革産業が盛んで革職人の街と言われてきました。その伝統的な技術を代々受け継いできた革職人(タンナー)が数多く居住しています。
そんな伝統的製法で創られる革は、たいへん手間と時間がかかりますが、他にない絶妙な色合いや質感や特徴を生み出し、今日に至るまで世界中で愛され続けています。

 

イタリアンレザーの特徴

 

イタリアンレザーには3つの大きな特徴があります。

 

・牛革を使用

イタリアンレザーでは、基本的に牛革(カウレザー)を使用します。イタリアでは、その食文化から牛肉を好んで食べるため、原皮が豊富であるため価格が抑えられ、供給が安定しています。

 

・バケッタ製法で作られる

イタリアンレザーのほとんどが、「バケッタ製法」と呼ばれる伝統的な製法で作られています。バケッタ製法は、化学薬品を使わず、植物性タンニン(ベジタブルタンニン)のみを使用します。膨大な時間とコストをかけ、じっくりと特殊なオイルを手作業で革に染み込ませていきます。

 

イタリアンレザーの特徴|革のトリビア

 

・オイルを染み込ませる

イタリアンレザーはたっぷりオイルが浸み込ませています。これにより革質がやわらかくなり、オイル特有のしっとりとした艶感が特徴です。このオイルには牛の脚の骨からとれる脂を使用しているため、革との相性がよく馴染みやすいです。 使えば使うほどオイルが浸み、イタリアンレザーならではの色合い、深い味わいのあるエイジング(経年変化)が楽しめます。

 

・イタリアンレザーのお手入れ方法

イタリアンレザーは、その製造工程でたっぷりオイルを浸み込ませているため、過度にオイルが抜けてしまったなどのアクシデント以外は、オイルの塗布は不要です。(この手入れに楽な綿も特徴のひとつです)柔らかく乾いた布で表面の汚れやほこりを軽く拭きとるだけでOKです。3~6ヵ月を目安に革のオイルの状態をみて、必要な場合にオイルケアを行ってください。また、水に濡れてしまった場合は、乾いた布ですばやく拭きとり、直射日光に当たらない、風通しの良い場所で乾かしてあげてください。

 

イタリアンレザーの特徴|革のトリビア

 

まとめ

 

長い年月を経て現代まで受け継がれてきたイタリアンレザーは独特の魅力をもっています。初めての方から上級者まで使いやすい、オールマイティな特徴もあります。イタリアンレザーの特有の表情、美しい色合いはエイジングがすすむほど、楽しみが増し愛着もわくことでしょう。ぜひ一度手にとってご覧になってみてください。

 

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