日本の革文化 地域ごとに歴史的なレザーの特徴を紹介
革製品の特長を深く理解するためには、革製品が作られてきた歴史を知ることで理解が深まります。日本国内でも、気候や畜産業、諸外国との交流などさまざまな要因で革文化に違いがあります。
本記事では、日本の地域ごとの革文化について解説をしています。地域ごとの特性を理解して、革製品への理解を深めていきましょう。
地域ごとの革文化
北海道の革文化
北海道は日本で最も大きな飼育地域として知られ、牛や馬、羊などの革素材が豊富にあります。
豊富な素材を活かして、牛革や馬革を用いた革製品が多く作成されています。また過去を遡るとアイヌ民族や武士たちが使用していた革製品には、「鹿革や熊革、鯨革」などが活用されていました。
東北の革文化
東北地方は、飛鳥時代から行われている牧畜が盛んであるため、革製品の原材料として重要な役割を果たしています。
特に、冬の寒さをしのぐための厚手の革製品や、雨や雪に耐えうる耐水性の高い製品が多いです。
また、東北地方には武家文化が根付いており、武士たちが使用していた革製品も存在します。現在でも東北地方の伝統工芸品として受け継がれています。
関東の革文化
東京の浅草地区は、革職人や革製品のショップが集まる場所として知られています。
多くの職人が自らの工房で製品を作り上げ、独自の技術やデザインを持つ製品が数多く生まれています。
鞣し工場も多数存在しており、革製品の原材料として重要な役割を果たしています。現在でも、関東地方には多くのレザークラフトショップが存在しており、革製品の製造から販売までされています。
中部の革文化
中部地方といえば、山梨県甲府市で作られている甲州印伝(こうしゅういんでん)という鹿革製品の工芸品が有名です。戦国時代には武具として使用されるほど耐久性がありながら、革自体はしなやかで使い込むほど光沢が増して美しくなります。漆でつけられたとんぼ模様も美しく、長年愛された熟練の技術をぜひ堪能してみてください。
関西の革文化
関西は古くから受け継ぐ鞣し技術や輸入業が盛んで、革文化が浸透した地域です。
特に姫路は、古くから革製品の製造が盛んであり、高い鞣し技術を活かして、東京の3倍近くの生産量を誇っています。
また兵庫県の神戸市は、開港都市として多くの外国文化が入ってきた場所です。西洋のライフスタイルや商品がいち早く取り入れられた要因の一つと言われています。
四国の革文化
香川県東かがわ市は130年以上の歴史を持つ、日本最大の手袋の産地です。
歴史の始まりは、過去に香川の産業が衰退してしまった際の救済策として、大阪から技術を持ち帰り手袋産業がスタートしました。現在では、バッティンググローブから農業まで幅広く使用されて、手袋の全国生産の90%を占めています。
九州の革文化
九州は諸外国との外交の窓口の役割を担っていたことで、西洋各国からそれまでになかった技術が伝承された地域です。現在は、馬の名産地である熊本や豚の産地として鹿児島が九州の革産業を支えています。
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まとめ
日本の地域ごとの革文化について解説をしていきました。
革の種類や加工の方法に工夫を凝らすことで地域に合ったものが作られて、現在まで継承されています。
革製品を選ぶ際は、作成者の思いを汲み取るところまで踏み込んでみると新たな気づきが得られるはずです。革製品を楽しむ要素の一つとして、革文化も調べてみてください。