レザーの傷を補修するには？革の傷を目立たなくする方法を解説

レザーを長く使用するうえでケアは重要です。大事なレザー製品に傷がついてしまって、気持ちが落ち込んでしまったことはありませんか。傷の入り方によっては、簡単なメンテナンスで目立たなくすることができます。

本記事では、傷を目立たなくするケアの方法を解説していきます。適切なケアの方法が知りたい方は最後までご覧ください。

傷の種類について

レザーの傷にはいくつか種類があります。自身の持ち物がどのような状態であるか理解をしたうえで、ケアの方法を選ぶことが重要です。

傷になりやすい一覧は以下の事例が挙げられます。

「ひっかき傷」と「削れた傷」は、これからお伝えするケアの方法で修復できる可能性が高いです。「切り傷」は、修復することが難しいので購入元やお直し屋さんに相談する必要があります。

レザーの傷を補修するには？革の傷を目立たなくする方法を解説

ケアの方法を3選紹介していきます。簡単な方法から紹介していますので、ケアする際は1番から始めてみてください。

浅いひっかき傷は、革にダメージの少ないブラッシングで修復ができます。ブラッシングをする際は、毛足が長くコシのある「馬毛ブラシ」を使用しましょう。傷がついている箇所を中心に、埃を飛ばすようにブラッシングします。

ブラッシングはレザーケアの基本となります。普段からレザー製品を使用した際に、ブラッシングをする癖をつける事をおすすめします。

クリームには、靴専用とオールラウンドに使用できるタイプがあります。

靴以外のケアをするのであれば、オールラウンドに使用できるものがおすすめです。色は幅広く使用できるニュートラル(無色)が最適でしょう。

使用する際は、ブラッシングをした後に傷を中心に幅広く塗り広げていきます。傷以外の部分がムラにならないように注意してください。塗り込んだ後にブラッシングをすることで、傷は目立ちにくくなり革全体にツヤがでるようになります。

１、2を実施しても傷が消えない場合は、マニキュアで傷を隠す方法もあります。

マニキュアを塗る前に、傷の箇所を乾拭きします。レザーと同色のマニキュアを塗ることで傷を隠すことができます。

注意点として、レザーの色とマニキュアの濃淡が合わない場合はシミのように見えることもあります。こちらの方法は失敗してしまうリスクもあるため、実施する前にお直し屋さんに相談してみてください。

レザー製品が傷ついてしまった際のケアについて解説していきました。傷が入ってしまった際は、まずブラッシングで様子を見てみましょう。その後は、ケアを兼ねてクリームを塗りこみます。これらを実施しても傷が目立つ場合は、マニキュアなどで補色する方法を紹介をしていきました。

大事なレザー製品に傷がつかないよう、普段からケアをしていくことが重要です。