革の傷を補修しよう|自宅でできる簡単リペア
味が出て雰囲気が増していく革製品だからこそ、傷がついてしまうことは避けられません。気を付けていても、知らぬ間にこすれたり当たったりして傷ができてしまうことがあります。細かな傷、気にならない程度の傷ならば、革のエイジングのひとつ「味」だと思えるのですが、その範囲では収まらない、ちょっと気になる傷ができることもあります。そんなときに試したい自分でできる簡単なリペア方法をご紹介します。
〇 革の傷をリペアする手順
革に傷はつきものでありこれが革の特徴とも言えますが、まったく何もしないと痛みや劣化が早まります。対処できるような傷はリペアしておくことが賢明です。
まずは準備
革のケアやメンテナンスをするときには、まず手が汚れていないか確認しましょう。うっかり手の汚れに気付かず、(特に色の薄い場合は)革によごれを移してしまうこともあります。手をきれいに洗い、清潔な状態で取りかかりましょう。
小さな傷の場合
細かな傷の場合、傷ができた部分を周辺の革になじませるように、やさしくほぐしていきます。こうすることで、周辺の革の油分が傷の部分に移ったり、表面の革の流れが整い、小さな傷は目立たなくなります。
目立つ傷の場合(揉んでも消えない場合)
手で揉みこんでも傷が消えない場合があります。そんなときは、革のメンテナンスオイルを使用してください。ポイントは、急がず時間をかけてじっくりと傷をケアしていくことです。一度でオイルをつけすぎると、染みや痛みなどかえって逆効果になることもあります。数回にわけて時間をかけオイルがしっかりなじむのを待ち、ゆっくり傷をケアしていきましょう。
〇 革の傷とエイジング
革製品を使われている多くの方が、小さな傷や汚れなどはエイジング(革の味だし)、の証しという意識をお持ちです。とは言え、できるだけ革の傷などは最小限に抑えたいですよね。傷を完全にガードするまでには至りませんが、防水スプレーで革の表面に薄く皮膜を作り、水染みや汚れをはじくことは可能です。
革製品を使いはじめる前や、雨天時などに定期的に防水スプレーで保護し予防してください。
もっと詳しく…
傷で革を育てる楽しみを
革製品はあなたのライフスタイルとともに歳を重ね、味に深みを増していきます。持ち主によってそれぞれ独自の表情へと育っていきます。同じ製品でも全く違う表情へと変化することも珍しくありません。そしてそのオンリーワンの表情は、小さな傷などで作られていくものです。その成長の過程をお楽しみにください。
〇 まとめ
革は他の素材と違い、エイジング(経年変化)によって、ますます魅力が深くなるのは革製品の特権です。ある程度の汚れや傷は、革が成長している証し。あなたの大事な相棒として、付かず離れず、適度にケアにしながら長くお付き合いください。
〇 おすすめ商品
いい素材の財布を長くご愛用頂けるよう素材選びから徹底的にこだわりました。 革職人が厳選したイタリアンレザーを贅沢に100%使用しました。革本来の香りと滑らかな肌触りをご体感頂くことができます。
|
毎日の通勤はもちろん、2泊3日の出張の荷物もしっかり収納できる大容量20Lサイズの本革トートバッグがBLUE SINCEREから登場しました。 |