革って、実はサスティナブル?!
◉ 革製品のためだけに動物が犠牲になることはない
革製品は、 食肉用などの動物からお肉をいただくときに副産物として得られる皮を使って、革製品が作られます。そのため、動物の命を革製品のためだけにいただくということはありません。
私たちの食肉文化が続く限り、感謝を込めて、命の一部である皮を無駄なく革製品として活用していく。
これは、古来から引き継いできた先人たちの知恵であり、エコでサステナブルな活動です。
持続可能な方法で革製品を作り続けるのが私たちの目指す方向です。
◉ 動物からいただいた命は余すことなく活用
家畜として育てられている牛や豚。
そのほとんどが、お肉として私たちのテーブルに届けられます。
また、その皮をはじめさまざまな部分も、化粧品、医療、革製品、油、コラーゲン、ゼラチン、肥料などに余すことなく利用され無駄にされることはありません。
◉ 革製品は地球にやさしい
化学製品により低価格でも見た目が整ったきれいなモノが増えていますが、
その中には長持ちしない耐久性に欠けるものが多くあります。そのような製品を短い頻繁に買い替えては捨てるという行為を繰り返すことは、地球環境への負荷がかかります。
いっぽう、 革製品は耐久性に富むため、丈夫で長持ち。
革は、長い目で見ると地球に優しくとてもエコな素材といえます。
◉ 革製品は脱炭素につながる
たとえ革製品を使うことをやめたとしても、食肉により得られる皮は出続けます。
例えば、日本だけでその量はなんと!年間約100万頭分(2021年)の牛皮が出ているのです。
これをもし活用しない場合、ハンドバッグに換算すると769万個分、 革靴にして 2,500万足分の皮を廃棄・焼却しなければなりません。
そうなると、極めて大量の二酸化炭素が排出されます。
また加えて、これまで革を用いて作っていた製品を、代わりに別の素材を使うことになれば、さらなる二酸化炭素の排出につながる可能性すらあるのです。
◉ まとめ
革製品は食肉産業の副産物として作られ、動物の資源は効率よく利用されています。さらに、その耐久性から環境負荷も低く、未利用の場合にはCO2排出量が増えるリスクもあります。
革製品は持続可能でエコフレンドリーな選択といえることがお分りいただけたかと思います。
これからも、動物に感謝を込め製品を作り続けていくことが、私たちの使命であると考えています。