革が育ちやすい季節とは?|革のエイジングの楽しみ方

 

革は使い込むほどに、風合いが増し育っていきます。これを経年変化(エイジング)といいます。

このエイジングの要素に小さな傷や人の自然な油分、適度な日焼けが相まって、表情が豊かに奥行き感のある色合いに変化します。

実は一年を通じてみると、このエイジングが一番すすむ時期があります。それは「夏」

この革の成長時期にあたる夏に、どのように付き合えばよいかよいか、詳しくご紹介します。

 

夏に革を育てる方法

 

なぜ夏が革がもっとも育つシーズンかというと、夏は高温多湿で人は汗をかきやすくなります。これにより、手の油分や水分が革になじみ味が出やすい状況が多くなります。

また、日差しが強く紫外線も強くなるので、革が色焼けを起こす機会も増えます。よって、この時期の革との付き合い方によっては、エイジングを加速させることができます。

 

オイルケアで色褪せ対策&エイジング

 

紫外線が強い時期は、オイルケアによってエイジングをサポート、そして色褪せを防ぎます。

オイルは革全体に少しづつ薄く広げましょう。革にオイルの被膜を作るイメージで塗ります。

適度にオイルでケアすることにより、日焼けによる色の変化をサポートしながら同時に色褪せ防止にもなります。

 

夏に革アイテムを使うときのポイント

 

濡れないように防水ケア

 

革が育ちやすい季節とは?|防水スプレーでケア

 

適度な水分・油分が最適ですが、初夏など雨が多い日や、汗をたくさんかいてしまう時期には注意が必要です。

革が濡れてしまうと、水染みや型崩れの原因となります。防水スプレーで正しくケアをしましょう(防水だけでなく汚れ対策にもなります。)

 

もし革が濡れてしまった場合

 

革が育ちやすい季節とは?|水染みを拭き取る

 

革が濡れてしまうと、色落ち・色移りしやすくなります。革の染料は水溶性であるため水に濡れた革は一部色が浮いたようなに状態になり、これに摩擦が加わると容易に色落ちします。

もし革が濡れてしまった場合は、こすらないように注意して水気をタオルでトントンと軽くたたくようにして水気をとり拭きあげ、換気の良い場所でじっくり丁寧に自然乾燥してあげてください。

もっと詳しくは…

 

過度な日焼けに注意

 

革は紫外線により日焼けします。日差しが強い時期は短時間でも色が変化します。

この時期は日常的な使い方で適度な日焼けが見込めますので、直射日光下に放置しないように気を付けてください。色焼けだけでなく表面にクラックを引き起こし痛むこともあります。

 

保管するときの注意

 

革が育ちやすい季節とは?|風通しの良いところで保管

 

夏は気温だけでなく湿度も高いので、「カビ」がもっとも繁殖しやすいシーズンです。湿気が高い日や汗をたくさんかいた日は、表面上は乾いていても革の下層では濡れたままの状態であることも。

バッグなどの場合は、中に布や新聞紙を入れて、換気が良い場所で保管してください。

もっと詳しくは…

 

 

まとめ

 

使うほどに革の表情がしだいに変化していくエイジングが、革製品の醍醐味です。

革好きはこの過程も楽しみのひとつなので、エイジングが加速しやすい夏場は大切な時期(お楽しみシーズン!)と言えるかもしれませんね。

適切にケアをしながら、世界であなただけの革へと育ててください!

 

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