革のシボとは?|革の個性を楽しむために
本革の表面にみえるデコボコのシワ。革の豊かな表情が感じられるこの独特なシワ模様が「シボ」です。革製品を使っている人なら一度は触れたことがあるかもしれない、このシボについて、どうやってシボが生まれるのか、そしてシボの魅力についてお伝えします。
〇 革好きがこだわる「シボ」とは
革の表面には、たくさんの立体的な凸凹が見えます。この凸凹状のシワを「シボ」と呼びます。このシボは皮に元々あるものではなく、加工によってシボをつけていきます。革好きは「シボ感のあるレザー」を天然革のこだわりとして選ぶ方が多いです。
〇 シボの加工方法は2種類
シボをつける加工方法には、革を手作業(手もみ)や大きな回転ドラムのなかでもみほぐしてシワを付ける「空打ち」と、革を薬品で収縮させシワを形成する「シュリンク加工」の2種類あります。
〇 革の表情を決めるシボ
動物それぞれの個体は、人と同じく関節付近の可動領域の大きいところから、筋肉が多い部分、脂肪が多い部分など、場所によって繊維の密度や締まり具合はさまざまです。
一枚の革の中でも部位によってシボの出方が異なります。筋肉質で可動が少ない部分は少なめであったり、首や肩、動かす領域が多く繊維が大きい箇所は、深いシワのシボであったり、さまざま見られます。シボは革を個性豊かに見せる、革の表情にかかせない要素のひとつです。
シボがしっかり入った革で製品を作るときは、革職人が大きな革一枚革をひとつひとつ確認し見極め、製品のデザイン・バランスを考えなから丁寧に裁断しています。
〇 シボを堪能しよう
シボは目で楽しむだけでなく、触れたときの優しく温かい感触も魅力です。バッグや革小物といった、すぐに手で触れられて触感を邪魔しないシンプルなアイテムに、シボが入った革製品を用いると、その魅力的な表情をたっぷり味わえます。
〇 まとめ
革ならではの独特な表情をみせてくれるシボは、ずっと触って眺めていても飽きないような魅力があります。眺めても触っても楽しめます。ゆったりした休日に、革のメンテナンスのときなどに、じっくりと革の表面に入ったシボの模様に触れ、堪能してみてください。シボの温かい雰囲気が、あなたを心地よくリラックス状態へ導いてくれるかもしれません。
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