革製品を知る|ベルトの選び方

革製品を知る|ベルトの選び方

  

ベルトの起源は古代ギリシア時代にまで遡るという説があり、また日本でも帯の歴史があり、古くから今日に至るまで人々の実用と装飾を兼ねた欠かせないアイテムです。

  

ベルトの選び方のポイント

多くの方が「ベルトはどれを選んでも変わらないのでは…」とお考えかもしれませんが、実はベルトを選び間違うと、とても不恰好であったり、場合によっては他の人へ失礼になるケースもあります。ベルトを選ぶうえで「ここを気をつけるだけでOK」というポイントがいくつかあります。これまで、なんとなくベルトを選んでいた方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

ベルトの選び方その①

【ベルト幅】

ベルトを選ぶうえで、まず最初にチェックする箇所は「ベルト幅」です。細すぎたり太すぎるとファッション性が強くなり、くだけたカジュアルな雰囲気を出す場合や、モード的な印象を与える場合に合います。たたし、太いベルトは体型的にアジア人には不向きという見方があるので注意が要りますね。

もっとも合わせやすいベルト幅は3~4cmです。ビジネスでは目立ち過ぎず端正な印象を与えますし、カジュアルでは素材や色を変えることで程よいワンポイントを演出できます。

あなたのどんなスタイル、服装に合わせたいかにあわせてベルトを選んでみてください。

 

ベルトの選び方その②

【ステッチ】

ステッチ(縫い目)もベルトを選ぶうえで大事なポイントです。例えば、ベルトの両脇にステッチの入っていないものや、ステッチの色とベルト本体の色目が異なるものは、カジュアル感が強くなり、ビジネスやフォーマルなシーンでは適していません。TPOをわきまえてないと思われる場合もあるかもしれません。また、ステッチの糸と縫い幅が広いタイプも同様です。ビジネスやフォーマルシーンはもちろん、カジュアルな場合でも、もし迷う場合はベルト本体と同色のステッチが細く入ったものを選ぶと間違いありません。

 

革製品を知る|ベルトの選び方

  

ベルトの選び方その③

【靴の色味とセットアップ】

昔(昭和)ほど言われなくなりましたが、現在でもベルトと靴を同じ色味に合わせることは王道です。色選びに迷ってしまったら、奇をてらわずベルトと靴を同色にしましょう。スタイルが引き締まりビシッと決まります。

 

ベルトの素材

 

ベルトに使われる素材の違いによっても、その印象が変わってきます。よく用いられるベルトの素材を紹介します。

 

シュリンクレザー

革を縮めてシボを引き立たせたもので、革の独特なの風合いが特徴です。

 

オイルレザー

オイルを染み込ませた仕上げで、撥水性に富む。汗を吸いやすいベルトとは相性が良く、艶のある質感も魅力

 

ベロア

牛革の裏面をサンドペーパーで摩擦し毛羽立たせたもの。ゴージャスな印象で、婦人ベルトによく使用される

 

型押し

革の表面に高温高圧プレスでエキゾチックレザーなどの模様を付けた仕上げ。高級感が出て主張も強い

 

ファブリック

ナイロンやコットン、ポリエステルなどの素材を、高密度で織って強度を高めたもの。カジュアルなファッションに相性がよく、ビジネスやフォーマルシーンでは使われません。

 

革製品を知る|ベルトの選び方

  
まとめ

 
たかがベルトかもしれません。ですが、ベルトが違うだけでその人の印象がガラッと変わるのも事実です。ベルトの選び方を知っておくだけで、ベルトを味方につけあなたの印象をアップすることが可能です。そんな小さなこだわりが、人生を楽しくするパーツのひとつではないでしょうか。

 

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